ちょっとまえにハローワークで障がい者雇用で検索すると、ニュースになってるみたいな代行の会社をちらほら見たけど月給13万円とか15万円。これは勤務時間が9:00から15:00までとかになってるから。
会社もがっつり働かれて給料求められても困るんだろう。基本的にこういう障碍者雇用という枠で募集しているのは、障害年金をもらってる障がい者だけだ。
年金を6万とか10万もらって合わせて人並の生活ができるように設定されてる。
年金をもらえない軽度の障がい者はもっと稼ぎたいと思うけど、障がい者雇用でフルタイムで働く仕事は職務経験が必要になることが多いし、そういう求人は少ない。
そうなると「障がい者だけど障がい者雇用で働けない」という事態が発生する。
そういう人は精神の病気で障がい者になった人が多いけど、健常者として働くとだいたいまた体を壊して寝込んでる。
日本の福祉の共通点として「福祉のセーフティネットはあるけどその網の目が粗い」というのがある。
こういうケースもそうで、軽度障がい者の存在がすっぽり抜けてる。
「障がい者は障がい者だけで固まってそこで上手くやっとけ」という意見を聞くけど、日本の福祉はいまだに障がい者すべてを補足できていないのだ。
こういう障がい者と健常者を分断しようとする意見にもそもそも反発があるけど、それ以前に日本では障がい者が障がい者として働くということが実現できていない。