「労働生産性を産まない」=国民一人当たりの付加価値を産まない、つまり子どもを産まないこと、子どもを産まないことによって次世代の労働力を確保できないこと、それ自体が罪であるという話になる。
この考え方では、本人が働いている、たくさん稼いでいることは問題ではない。(「三代先の分まで稼いでいるから黙れ!」という反論は可能かもしれない。)子どもを産まないことで、将来にわたる国の利益を奪っている、怠け者であり未来の収奪者である、という見解なのだ。
国の利益=国内での労働による納税、生産を重視する考え方のわけなので、少子化が進むことは全体のパイが減る、致命的な事態だ。これをカバーするには、現状海外からの労働力受け入れを進めていくしかない。とすると「生産性がない」発言を擁護するには「子どもを産まない、持たない人間は同様に怠け者である」を認め、「怠け者たちのカバーのために海外労働者の積極受け入れを行う」までがセットとなる。
でも「子供には未来があるから優しくしましょう」「女性は子供産めるから優しくしましょう」って、結局そういうことでしょ みんな薄々はそういう発想していて、右翼が言った時だけ...
ロジックだけで言えば「子どものいない人間は理由を問わず怠け者であり泥棒」になってしまうので、安部元首相や子どものいない保守主義者も同様に「価値がない」となってしまう。 ...