「インターネットがつまらん」と言うと、思考停止馬鹿が「つまらなくなったのはお前」といい始めるが、想像力がないからそれ以外の仮説を見つけられないのだろう。
他の仮説の例は経済学的な理由である。つまり「飽和」である。インターネットが飽和状態にない場合、需要が増え続けるので、インターネットを使ったビジネスはうなぎ登りである。
ところが、飽和し始めるとどうなるか。利益を増加させることに限界が来るので、コストを削減する圧がかかるのだ。
コストを削減するということは、主幹サービスに人員や資本を集中させ、それ以外を切り捨てるということだ。Twitterにとって、もはやAI倫理はどうでもいいのである。
要するに、需要飽和による収穫逓減によって「インターネットのつまらなさ」を説明できるのではないかと思うわけである。
「AIが発展しているではないか」とあなたは言うかもしれない。しかし、AIによって「インターネット」が楽しくなったという感じはあまりしない。
AIの発展によって楽しくなったのはAIそのものであり、インターネットではない。
インターネットの本質は情報とコミュニケーションだが、近年の情報検索アルゴリズムやレコメンデーションエンジンは、むしろ「つまらなさ」を加速させているかもしれない。