原作の山王戦はスラムダンク連載全体のクライマックスだったから、試合の中でそれ以前のストーリーをくみ取る必要があった。
しかし、本作の山王戦は話の中心であるが、試合
そのものは連載のようにクライマックスではない。
だから、原作を知りすぎていると、本作は一部を切り取られたように感じるし、文脈がわからない箇所も出てくる。
背景を補完するシーンは差し込まれているがわずかしかない。
なぜバスケなのか。サブキャラとの人間関係。流川と桜木のライバル関係。
流川なんて、ソロエピソードがほぼ出てこない。
些末な回想シーンだけなので、原作主義だと物足りないかもしれない。わたしもそれだけ?と思った。
試合最後のシュートは桜木流川の有名な協力プレイであるが、その前にリョータがチームに円陣を組む場面がある。
「おれたちはできる。」
この瞬間、宮城家のキャプテンになりきれなかった、リョータはチームのキャプテンになっていた。
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