ネタバレがあるので、それを知りたくない人は引き返して読まないように。
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【以下、ネタバレ】
主役は宮城リョータ。しかし、映画の宮城リョータは、我々が知っている宮城リョータではない。
アヤちゃんLOVEでデレデレしつつ、決めるところは決める。体格が小柄で目立たないけど、良い意味で強気で、花道の良い兄貴分的な存在。そんなところは、一切無い。
沖縄出身になっている。ヤスと幼馴染という設定は何処かに消えた。それともヤスも沖縄出身に変更したのか。
子供の頃に兄が死んだことが、宮城リョータは心の傷になっていて、その兄の面影を、宮城リョータは三井に見たという感じになっている。BLが世間で流行ってるもんな。あれ?井上雄彦は腐女子嫌いだったのでは?宗旨変えか?
最終的に宮城リョータは、アメリカに行く。安西先生は、流川楓に「日本一の高校生になってからでも遅くはない」とアドバイスしたと思うが、宮城リョータには「君の好きにしなさい」とでも言ったのか?冷たくないか?急にホワイトヘアードデビルに逆戻りしたのか?
原作の名場面や名言は、大部分がカットされたり、サラリと流されている。流すな。
過程を色々とすっ飛ばしているので、この映画がSLAM DUNK初見という観客は、試合途中でバテてくる三井を見たら「何でコイツ、こんなに急にバテてるんだ?真面目に練習してこなかったのか?」と感じるだろう。いや、色々あったんだよ。体育館乱入とか桜木軍団のヘルプとか、今回の映画では色々すっ飛ばされたから、初見で分からんかもしれんが。
プレイ場面でのCGは、色合いが個人的好みには合わないものの、前評判ほどには悪くない、かもしれない。しかし、ボールに重量感が感じられないように思った。これは個人的な印象だ。既に上に書いたことから薄々は察してもらえていることと思うが、CGの出来など些細な問題だと感じるぐらい、中身が色々とおかしい。
試合途中で、宮城リョータの過去の回想が挿入されるので、試合がぶつ切りとなっている。子供の頃、自分が観たいテレビ番組の途中で、親に頻繁にチャンネルを変えられて「通しで見せろや!」と苦々しく感じたことを思い出した。しかも挿入されるのが湿っぽい話なので、陰鬱な気持ちになる。ワールドカップの試合を観ている途中で、チャンネルを頻繁に変えられて『ザ・ノンフィクション』をチラチラ強制的に見せられているような気分になる。生きていく、生きていく。
試合展開やプレイの凄さ等を観客に分かりやすく教えてくれる解説役が存在しないので、ピンチになっている緊迫感とか、追い上げている盛り上がりとかが、今一つ感じにくい。何と言うか、たまたま立ち寄った体育館で、何の大会かは知らないけど、高校生がバスケをしている姿を見かけたという感じ。ただ単にバスケのプレイが流れているという感じで、ドラマ性は余り感じられない。個人競技じゃなくて対戦競技なのに、山王チームの描写が不足している。
宮城リョータを主役にしているが、ラストは流川楓と桜木花道の例のアレなので、違和感が凄い。散々、宮城リョータを主役として描いておいて、主役以外のキャラがラスト最高の盛り上がりを掻っ攫うのだから、観客の立場からしたらドラマの作りとしてヘンテコ過ぎる。それで、宮城リョータがアメリカに行くのだから、心底「はあ?」となる。
流川楓も桜木花道もゴリも三井も、宮城リョータを主役にするためという都合でキャラや関係性が変更されているので、原作SLAM DUNKとは別物だと思った方がいい。この映画の宮城リョータは「このチームは自分には合わない」とか言ってゴリには楯突くし、流川楓に「お前と話すのは初めてだな」とか言っているし、そんな訳あるか。そして、流川楓にも桜木花道にも、原作の彼らを知っている我々が思うような、人間的な魅力が無い。声優を変更したからとか、そんなレベルの話ではない。
我々が知っている名場面や名言が、今回の劇場映画で悉く捨て去られていることから、タイトルに込められた"FIRST"の意味が氷解した。おそらく「我々読者が知っている、あの原作SLAM DUNKは、井上雄彦にとって『偽物・贋作』なのだ」ということだ。旧TVアニメ版の出来栄えに不満があった云々どころではない。おそらく、原作そのものの存在が、井上雄彦にとっては不満だったのだ。もしかしたら、原作SLAM DUNKの名場面や名言は、大部分が編集者のアドバイスによるもので、そのことも井上雄彦には我慢ならなかったのか?
井上雄彦自身とポジションが同じだった宮城リョータを主役にしたストーリーを、当初は構想していた。それを、編集者にNGを出されて、体格的に恵まれている桜木花道を主役にし、ライバルとして流川楓を据えるように変更させられた。そのことを、ずっと心の底で不快に思っていたのか?
もしも、作者が原作版SLAM DUNKのことを嫌いなのだとしたら、単行本を購入して買い支えた自分たち読者も作者にとっては迷惑な存在だったのだろうか?
そういったことを考えて、悲しくなった。
この映画を観て「山王戦が映像化された!」と好意的に評価している人は、たぶん自分が知っているSLAM DUNKではなく、別の漫画を読んでいたのだろう。マルチバース。これを観て「自分が知っているSLAM DUNKが帰ってきた!」とか言っている人は色んな意味で凄い。自分は無理だった。信者力が試される映画だと思う。
今回の映画で出番が無かったキャラや、旧TVアニメ版の声優のことが好きな人は、彼らが今回の映画に関わることが無くてむしろ幸いだったと感じるのではないか。そんな出来栄え。観たい人は観ればいい。
この映画こそが本物のSLAM DUNKで、原作SLAM DUNKが偽物・贋作だと井上雄彦が言うならば、自分はそれで構わない。ギャラリーフェイクで贋作・レプリカのつもりでフジタから絵を購入した老人がいたけど、あの老人と同じで自分は贋作の方で良い。
疲れた。
未視聴だが参考になった
はえ~、ためになるなぁ
観なくて済んだ。ありがとう。感謝いたします。
リョーちんのポジションは相変わらずPGなの? だったらFIRSTはPG=1番の意味もあるかもね
ちんポジの話はNG
はてブロで原作派(アニメゼロ派)の人がエラい激賞してたのとの落差がすごい。 観戦前のスタンスはほとんど似たようなものっぽい(増田はアニメ知識あるから原作原理主義ってほど...
おつかれさま。買い支えのくだり考え過ぎておかしくなってるようにみえるが…
リョータがアメリカ行くはなかなかの改変やな 赤木・三井・木暮卒業後のリーダー的ポジションをほのめかしてたのに
ゴミクズみたいな人間で草
カレッジだし卒業してからだろ普通に考えて
被害妄想で自分から作品をつまらなくしている厄介ファン
言っても原作とアニメの乖離具合もなかなかだと思うが
見なくて済んだわ ありがとう
「原作者は原作読め」のタグが付く作品なのか。
権利者が製品をどうしようと勝手やろ 勝手に創作した2次が辻褄あわなくなるからといわれても物語を転売してるようなやつに配慮することなんてないんじゃない?
"THE FIRST" SLAM DUNKって、まずは宮城主人公、その後他のメンバー主人公の続編が出て…みたいな話じゃなかったっけ?5部構想的な。 いや、その後木暮編とかもあわよくば、とかあった気が...
グッズも売れまくってるし続編はあると思う 5部全部劇場になるかは分からないけど、スラダンファンは根強いからまあありえそうね
自分は楽しめたけどこの感想はわかる 後半の井上は原作が嫌いなのでは云々は意味が分からん。 我々が知っている名場面や名言が、今回の劇場映画で悉く捨て去られていることから、 ...
バスケやったことないやつにはこの映画がいかに本物の山王戦か理解できねーしお前が経験不足のせいで漫画を読めてないだけなんだよな
バスケやったことない人間にしかわからない映画作るとか糞だな。
クソなのはSLAM DUNK読んでなおバスケをちょっとでもやってみたり試合をみてみたりしなかった奴 バスケに興味がない奴にSLAM DUNKを語る資格はない
全盛期生きてたなら、当時のバスケ部なんて、主要な目的がモテそうだったのわかるでしょ。 言うほどクソから離れた生物か?
モテたいでバスケはじめて何が悪いのか 弱ペダ読んでロードはじめた腐女子と違ってSLAM DUNKの腐女子はマジで競技に一切興味がないから本当に人間としてクソオブクソだよ
あれだけリアルなバスケットボールに対し未経験者はボールに質量がないとか間抜けなことを言い出す バスケという競技に謝って死ね
生きる!
我々の知ってる名場面だけがみたいわけでお前はバスケットボールという競技のことを何一つSLAM DUNKという漫画から学ばなかったのはわかった キャプ翼かテニプリでも読んでろクソが
ただ単にバスケのプレイが流れているという感じで、ドラマ性は余り感じられない。 あんなドラマチックな試合を観てなおこう思うのはお前がバスケに興味が一切ないからってだけだ...
スラムダンク(スラムダンクできない) …ってこと?
みてなくてコピペで草 anond:20221204210423 視聴してきました。言えることは決して駄作などではないということです。 クオリティはあり、声優さんの熱演、原作では描かれなかったキャ...
親からの教育で卑怯者な行動はもう治らんのよ 息をするように卑怯です
母国に帰ってとしかw
スラムダンクって言うほどスラムダンクか?って作中でも数えるほどしかダンク決めてないのに ダンクできないリョータを主人公にしたらもうスラムダンクじゃないじゃん
原作の山王戦はスラムダンク連載全体のクライマックスだったから、試合の中でそれ以前のストーリーをくみ取る必要があった。 しかし、本作の山王戦は話の中心であるが、試合 その...
バスケ小僧が親近感を持てるような人選だったのかな イノタケはずっとオタクの方は向いてないよ
面白かった。1000円で映画館で見るなら良い作品だと思う。ちなみに私は漫画途中まで読んだだけのニワカです。 ・山王戦と宮城リョータの過去話 初の映像化! 俺はそこまで漫...
ん? どこの映画館で見たのかな?
返事なし! 3分もまったのにな
Q: 『THE FIRST SLAM DUNK』とは何ですか A: 『THE FIRST SLAM DUNK』とは2020年に放送されたテレビアニメーション 『 SLAM DUNK』の劇場版映画です。テレビアニメーション『 SLAM DUNK』は3DCG と手描き...
高齢オタクは良くない。 スラムダンク、めちゃくちゃ面白かったぞ。