中高と運動部だったんだけどいまだにその部活の夢を見る。特に高校時代の方。
当時の部員と会ったり話したりする機会はほぼないのに。
正直部活にあまりいい思い出はない。実力が伴わないのに目標ばかり大きく、チームはなかなか勝てなくて、部員はいつも暗い顔していて、意味があるかもわからない空気最悪の反省ミーティングを繰り返し、私は顧問に認められようと必死だった。今思えば間違った努力の方向だったけど。
楽しい思い出もないではないし、学びもあったが、いまだにフラバするような惨めで恥ずかしい思い出もたくさんある。
でもそんなの、別に珍しいことじゃない。あれから十年以上経って、もっといろんなことがあって、そのなかの一つの経験にすぎない。
そう思っているのに、しつこく見るのは部活の夢ばっかり。
夢の中の私も当時のように四苦八苦しているが、いつもなんとなく状況が好転し、最終的には希望が見えてくる展開だ。現実はちっともうまくいかなかったのに。そして顧問に認めてもらえて、私は喜ぶ。
それが毎度たいへん虚しい。
いくら苦いとはいえ遥か昔に置いてきた経験と記憶だと思っているのに、あまりに夢に見るので、潜在意識下ではまだ癒えない傷跡でも残っているんだろうかと、今朝考えた。