2022-10-25

アメコミ多様性』の逆説

最近、「アメコミ多様性方向性って、いわゆる『多様性統一』(かみ砕いて言えば、おせち料理の具の多様性みたいなもの)じゃないの?」に対して「そんなことはない、アメコミにも日本漫画並みの多様性がある」みたいな反論をする人々がいて、調べるとまあまあ、『最近は』色々な種類の漫画がみられるんだけど

ただ、これって調べていくとさ、別にアメリカコミックに元々日本漫画のような多様性があったわけじゃなくて、ようするに『日本漫画を見たアメリカ人が「ああ、コミックでこういうことを表現していいんだ」と気がついて描き始めた』最近の動向のように思えるんだ。実際それ以前のアメコミには『ヒーロー系』と『(社会批判性の濃い)日常系』以外のものほとんど見られない

まりそもそもポリコレ推進以前に)アメコミ多様性なんてあんまりなかったし、だからアメコミフェミズムに基づく、表現を『さらに』不自由にする圧力を難なく受け入れたと

逆に、もし日本漫画アメリカにまったく浸透していなかったら、表現の場としてのアメリカコミックもっと悲惨な状況になっていたんだろうと

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