はーい、私も!私も結婚して子供生んで人として成長した気がしてる!
たとえば結婚して他人と一緒に住んで家族になっていく過程では、一朝一夕に「やーめた!」って出来なくなった人間関係の維持ってもんの厳しさを噛み締めた。
子供を生んでからはそれにプラスして、家族がみんな不調の時にも支え合わなきゃいけない辛さとか、家族と言えども他人に寄りかかりすぎちゃいけないってこととか、子どもに期待しないことの難しさとか、世の中の多くの人たちはこんな苦労を抱えながらも平気な顔して暮らしてたんだなっていう畏敬の念とかを覚えたよ。マジ昔のワタシとは違う。超絶大人になった。やばい。結婚出産、すごい一人前になった感じするじゃん。
でも同時に思うのは、こう思うのは私がもともと詰まんない人間で、結婚出産という強制人生転換イベントを通すくらいでしか「人としての幅」とか「様々な属性の人々への想像力」とかを身につけることができなかったからであって、デフォで賢い人たちは私が今いる境地とか高校生くらいで至ってた可能性も十分にあるなって。
あとこのルート通ることで「結婚出産しない人生」とか「DINKSの人生」とかは経験できなくなったわけで、きっとその体験しなかった方の人生でも沢山学べることがあったんだろうなとも思う。
そしてその学びはこれから一生得ることが出来ないわけで、1人の人生で経験できない「世界」のほうがきっと広いんじゃないすかね。
人間は自分の通った道を「正解」と思いたい、思わなきゃやってらんない生き物だから仕方ない面はあると思うけど、他人の選んだ/選ばざるを得なかった道を否定したって自分のルートがより良くなることはないんじゃないの。