タツキの漫画に本物の感情が見えない、という増田さんの増田がブクマ集めていたが、個人的にはそのトラバのタツキサンプリングDJ説が納得行った。大量のインプットから好きなとこサンプリングしていいの作るやつ。サンプリングと編集であってただのコピペではない。やはりそこは天才。大量に映画見ただけで自分の作品をアウトプット出来る人は少ない。
ただタツキ作品に体温というか感情を感じないなーというのはわかる。岡崎京子作品をさらに冷やしたくらい。登場人物の感情、ではなく、作者の感情。そしてどこか冷めていて突き放した演出が魅力なのもよくわかる。
ノーラン作品にも同じようなことを感じる。ものすごくエモなシーンを描いていても、それは「こういうのがエモと大衆は感じる」と学習した冷めた何かがやってるように見える。たしかにエモい。エモいけど。
タツキ作品を見てノーランとは逆方向に思い出したのがダフト・パンクだ。
過去の名曲から大量のサンプリングをしてエモい曲を沢山作り、とうとう偉大なミュージシャンたちとコラボやって賞も取った。こっちは何故かすごくエモさを感じる。エモのサンプリング。