2022-02-10

善悪を越えた人文学

世界はいろんなひとがいる。いいやつも悪いやつもいる。愛も暴力もある。それを知るのが文学を読むとか映画を見るとかい経験で、それが人文知なるものの原点だと思っていたぼくからすれば、世界善悪で分けることに忙しい最近人文学はもはやまったく人文的に見えません。

https://twitter.com/hazuma/status/1491313061130817539

なるほどお。東浩紀さんがかつて「しおちゃんレイプ寸前w」などというツイートをなぜしたのか、これで腑に落ちましたよ。

娘の貞操を守ろうとする父でもなく、また娘を性的とりひきの材料とする父でもなく、ただ善悪を越えて、年端もゆかぬ自分の娘が知り合いの成人男性から股を広げられているさまを、敢えて「レイプ寸前w」と笑ってみせることで、古典的パターナリズムから脱した新たな父親像を示そうとされたわけですね。

「しおちゃんレイプ寸前w」ツイートは当時かなり炎上し、東さんもやむを得ず消してしまいましたが、今こそ評価されるべきものだと思います

善悪を越え、わが娘の「痴態」さえも笑って見せ、なおかつ世界に発信する――これこそが人文学精神なのでしょう。ゲンロンの未来は明るい。

  • 東浩紀先生の黒歴史。

    • 創作者は基本的に、なんでも表現していい!って思い込んでるからなぁ。ツイッターで全世界に自分だけの妄想を見せつけたらそりゃ趣味の合わない大多数から非難されるわいな

  • そういえばいつの間にか我が子アイコンやめたな 子供にも自我が芽生えて嫌がられたのだろうか

    • そりゃあ、父親が自分のアイコン使ってアホみたいな発言繰り返してたら、娘としてはたまらんでしょう。

記事への反応(ブックマークコメント)

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