*この話はフィクションです。
ウチの部の新人くんがなんかすごい。
ウチの部に入ってきた新人くんには社内のシステムや手続を教えるため教育係の先輩がついていた。
新人くんは熱心に話を聞いていて教育係の先輩も飲み込みが早くて助かると喜んでいた。
ある日、新人くんが自発的にマニュアルを読んで、社内システム「A」の使い方を覚えてきた。
教育係の先輩が新人くんが社内システム「A」を使えるのを確認してこう言った。
「新人くん社内システム「A」使えるんだね。マニュアル自分で読んだんだ。じゃあ今日は別のことを教えるね」
新人くんの顔が曇る。
先輩がいなくなると急に周囲に向かってこう言い出した。
「あの人あり得なくないですか?」
「だって社内システムの使い方を教えるのは本来先輩の仕事でしょ。
それを僕がマニュアル読んできて、先輩の仕事を減らしたのに「ありがとう」も言わないんですよ。
少なくとも僕のことを「覚えてきて偉いね。」とか労うべきでしょ。」
聞いた瞬間、いや、何様のつもりだよとみんな思ったと思う。
仕方ないので、教えてもらってる立場でそれは違うよ、
先輩は君の仕事を手伝ってくれてるんだよ、
先輩は自分の仕事もあるんだし、忙しいからそこまで君に配慮できないよ、
新人くん曰く、
僕がシステムを覚えられるようにするのは先輩の仕事。僕の仕事は先輩の説明を聞いてシステムの使い方を覚えること。
だから自発的にシステムを覚えるのは先輩の仕事を僕が手伝うことになる。
立場は関係なく、自分の仕事を手伝ってもらったんだからお礼は言うべき。
配慮できなかったと言うのであれば、それは教育係としての資質の問題。
「新人くんに教えるのが先輩の負担になっているのに悪いと思わないのか」と聞いたら、
そこを考えるのは部長や上の人であって自分が配慮すべきことではないとのこと。
「さっきはバタバタしていて言えなかったけど、マニュアル覚えてきてくれてありがとう。助かったよ。」
って言いにきた。
新人くんは
素直に「言わなくてごめん」って言えばいいのに。あの人見えすいた嘘つく人なんですね」
って更に怒ってた。
ウチの部の新人くんはなんかすごい。
ええやん。ロジックとしては合ってるんだから。そこら辺の損得勘定をを計算できてない先輩の至らなさはまあ反省すべきだな。
リンクの仕方が分からないんですが、②書きました。 anond:20220105125257
昭和の上司(父親像)にいたタイプ。「俺の意図を察して自発的に動け、発言しろ」それの部下版。面倒くさい。ストレス溜めて自爆しそう。