同じ値段で、同じピンク色のフルーツキャップに包まれ、同じピンク色のトレーに入れられて。
個々の商品には産地も書かれていないし、レシートを確認しても「もも バラ」とだけ書かれている。
恐らく僕が値札をこっそり入れ替えても誰も気づかないだろう。
値札に掲げられた産地表示の違いだけが、消費者行動にどれほどの影響を与えているのか気になるところだ。
ちなみに僕は福島の桃を手に取った。
女子ソフトボール決勝の白熱した試合を見て、そしてアメリカ代表の監督が福島の桃を6個も食べたという話を聞いて福島の桃を食べてみたくなったからだ。
(別にこれまでも福島県産だからといって特別に忌避していた訳ではないのだが。)
今回のオリンピックで謳われている復興五輪という題目やオリンピックの持つ影響力に懐疑的な意見を持つ人は少なくないようだが、
少なくとも東京オリンピックを見ていとも簡単に熱狂している僕のような単純な人間の行動に影響を及ぼすだけの効果はあるらしい。
固さでわかっちゃうんじゃないか? ってそんな食べ比べしてる人間そういないか
この暑さで桃が一気に熟してしまって、桃農家悲鳴あげてるって。 熟しすぎて流通に乗せられないんだって。 どこ産でもいいから、桃食ってくれ。
任せろ! 早速、桃尻の嬢を指名してくる