その艶めかしい姿を見て、僕は思わず生唾を飲み込んだ。誘うように光る粘液、突けば弾き返すようなその肉感。薄い衣の上からでも、その肉質が伝わってくる。
早くその全てをこの口の中で転がし、存分に蕩ける蜜を味わい、歯を立ててみたい…
無意識に鼻から大きく息を吸い込む。芳しい、なんとも言い難い独特のあの香りが鼻腔をつく。
昂る欲望を抑え込むように、先ずは供された緑の瓶から、秘薬をひと口。瞬間、泡立つような感覚が喉を通り抜け、僕の胸の奥に熱い火が灯った。
もう我慢できない…
『もう、いいかな?』彼女の返事を待たずに、気がつくと僕はその塊を口に含んでいた。
想像したよりも遥かに潤んだその蜜が、僕の唇を汚し、口内を蹂躙する。官能的な香りに後頭部が痺れるような錯覚を起こす。
蜜を丁寧に舐め取り、秘肉にそ、っと歯を立てると彼女の口から思わず声が漏れた。
『あっ…は、早く…私の口にも頂戴…っ!』
普段の彼女からは想像できないようなだらしない表情で、ぬらぬらとした舌を出して口を開け、待ち構えている。
『いいの?少し熱いよ…』
『いいっ!もう我慢できないのっ』
正に海老反りとしか形容できないほどに反り返ったそれを、ゆっくりと彼女の口に含ませてゆく。
『あっ…ん、ん…こんな大きいのはじめて…!それにすごく弾力があって…あっ…』
『どうしたの?ちゃんと言わないと分からないよ。最後まできちんと言ってご覧。』
興奮を抑えつつ、彼女を視姦しながら優しく尋ねる。
『あっ、あ、…お、美味しいですっぅ、ぅう!』
『何が?何か美味しいのか言うんだ!恥ずかしがらずに言わないと駄目だよ。もっと欲しいですってきちんと言って。ほら』
『ぅっ、ぅ ぁああ、あっ!なっ、南粤美食のエビチリ、美味しいれすぅう!もっと、もっとこのだらしないお口にくださいぃ!』
『よく言えたね。ご褒美だよ。』
そして僕はまた新たな肉塊を、彼女の口に押し込むのだった…
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