ネックは医療資源の不足と変異株の流入・生成による感染状況の悪化の2つが考えられる。しかし、これらはおおきな問題とはならない。
新型コロナのこわいところは感染力のつよさで、インフルエンザならばはやることのない梅雨や夏でもそれなりの感染力を持ちつづける。とはいえ、感染力がおちるのはまちがいないので、これからさき医療体制には余裕がでてくることはまちがいない。だからおそらくオリンピックに医療資源をまわすことは可能。
オリンピックを契機に日本に強力な変異株が流行するおそれはあるだろう。とはいえ状況が激変するという可能性は低い。インドやかつてのイタリア、ニューヨークのような感染状況にはならないだろう。おそらく中止したほうが、感染者・犠牲者はすくなくすむとおもわれる。しかし、ゲームではないから実際に中止と断行の2つのルートを経験することはできない。できたとすれば、それを材料に開催したことを批判することもできるかもしれない。しかし、たとえば、オリンピック終了後しばらくして「中止していたら10%くらい感染者をおさえられたはず」という計算結果がでたとしても、たいして注目されることはあるまい。
そして、やればやったで、なんだかんだ盛りあがる。