私はザ・片田舎→大阪と住んできましたが、どちらでも通行人とぶつかったことはありません。一度も、です。
電車で身じろぎした拍子に荷物がぶつかる・ぶつけられるくらいのことはあっても、人とぶつかったことはない。田舎じゃあそもそもぶつかるほどに人間がいなかったのですが、人まみれの大阪梅田を歩いたって誰ともぶつからないんだから、人口密度の問題ではなさそうです。
じゃあ何の問題か?
これは明らかに、東京に住んでいる蛮族たちの、精神病質の問題でしょう。
「やあ我こそは至聖たる東京人なり、下賤なるものども、道をあけよ!」こう思って歩いているから、前から来る人とぶつかるという異常な事態が引き起こされる。おそらく性別の問題ではない。東京以外に住んでいる謙虚なひとびとは、男女関係なく誰とも一度もぶつかることなく一生を終えますからね。
それを棚に上げて、人間というのはぶつかるものだという論を展開するのはやめていただきたい。我々のようなまともな人間は、他人にぶつかったりはしないのです。東京蛮人と違って目も脳もついていますからね。いや、目や脳の問題ではないな。心のありかたの問題です。
傲慢なる東京人どもよ、反省しなさい。世界の中心はあなたではない。東京に住んでいるからといってあなたが偉いという事実はない。互いを尊重し、道を譲り合うーーその精神があれば、道ゆく人とぶつかることなんてないのです。