2020-11-15

反出生主義は道徳を終わらせると思う

ネターの『生まれてこない方が良かった』を読んだ。

道徳を突き詰めると新しい子供を作る権利は誰にもないという論だった。

例え一切の苦痛も不幸もない完全な幸福保証できたとしても出産ダメなのだという。

突き詰めれば人類絶滅するべきだと主張している。

正しく理解できたかどうか不安だが、俺が読んだ限りでは反論余地がないように思えた。

それにしてもより良い人生を追求するものであるはずの道徳が生そのもの否定するのは酷い皮肉だ。

反出生主義を正しいと認めても実際に従う人は少ないだろう(著者自身もそのように予測している)。

おそらく人類道徳の方を捨てるのではないかと思う。

将来は建前としてすら道徳機能しなくなる時代が来るのかもしれない。

  • 反出生主義を説くと頭の固い右派だけが反発するかと思いきや、既存の道徳を疑う味方かと思ってた左派まで反発するんだよな。 特に子育てすくすくタイプの左派が猛反発する。

  • まあどう転んでも人類は絶滅することはわかってるんで、大した結論じゃないな

    • 滅亡は確定としてもそれまで幸福に生きていけるかどうかは重要だろ。 どうせ死ぬんだから拷問にかけられてもいいってことになるか?

      • 道徳を選んでも選ばなくても絶滅するんで、絶滅を持ち出すことに正当性がないんやで

  • そらそうやろ。 政治的な正しさを求める先進国の出生率は落ちるばかりで、人間的な道徳ではなく宗教レベルで染み付いた価値観で人口を増やしていくムスリムだけが拡大を続けている...

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