2020-10-29

魚の鱗が通る時

 先日、というか昨日マグロ赤身ステーキにして食べてたところ、鱗のように薄い骨が混入してることに口内の感覚によって気付きました。で、厳密に言えばそれは鱗じゃなくて骨だったんですけど、すごい鱗っぽい何かであるように思われたんですね。僕は、それをティッシュかに吐き出すのがすげえ面倒くさくなってそのまま飲み下してしまったんですけれど、どうもそういう薄い鱗のような骨は僕の飲み下したマグロの肉質の中に幾つか含まれていたらしく、暫くの間僕の口の中とそれから喉の奥には違和感が漂っておりました。

 んで僕はその後バイトに出掛けたんですが、その後ふとその鱗っぽい骨の行方が気になってしまったんですね。つまり、例えばその鱗っぽい骨は消化液によってある程度形が変わるのか、あるいはそれが腸壁の内側を通り過ぎていく時に、粘膜部分を傷つけたりはしないだろうか、とか、そんなことを考えていたんですね。思うに、大腸がんリスクの一要因として、魚の骨を丸呑みすることがそれに当たるのではないかと僕は数年前から睨んでおりまして、まあ仮に今回食べた魚の鱗程度が粘膜を多少傷つけたところで大した健康被害に繋がることは無いのでしょうがしかしそれが例えば習慣化し毎日のように行われるのであれば、それは立派ながんリスクに成りうるのではないかとそんな風に考えたわけです。なので、僕はここ数年というもの魚の骨はどんなに小さなものであっても、あるいはどんなに面倒くさくても飲み込まず、基本的には口から出すようにしていたわけなんですけれども、今回に限って飲み込んでしまったのは薄い鱗のような骨、という極めて奇妙な形状の骨でして、つまり僕の警戒心が十分に働かなかったわけです。で、飲み込んでしまったのですが、飲み込んだ後でそのことを後悔し始めてしまったんですね。あの骨は一体僕の消化器系をどのような通過の仕方をするのだろう、と。例えばです。例えばなんですが、肛門を通過する時に、その鋭い鱗のようなエッジが僕の粘膜部分を損傷させたりするんじゃないだろうか、と考えずにはいられなかったんですね。恐ろしい話です。長い事苦境に立たされた結果として、ここ最近は順調に強化されてきた肛門に蟻の一穴を空ける結果となるのではなかろうかと、そのことが頭に過り心配になったのですね。ケツだけに一ケツってね。

 まあ結論から言えばそんな心配杞憂であり、その後何の問題もなく排便は行われたのですけれど。ケツの話だけにケツ論、ってね。ハハハ

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