「父親に会いたい」だと思ってる人がいるけど、違うぞ。
「ジンに会いたいって思ってたんじゃなくってジンを見つける事が目的だったんだって…」(HUNTER×HUNTER 33巻 p90)
カイトはいきなり殴って不見識を責めたが、教育しているべき父親がいない事情を知って謝罪した。
ゴンはこのとき初めて父親のジンが生きていることに気づき、カイトはジンの凄さを説明した。
「ジンさんに認めてもらうための最終試験が『彼を探し当てること』なのさ これがどんなハントよりも難しい」
この時点では、幼いゴンはカイトの凄さについては分かっていなかった。キツネグマを一蹴した程度の能力しかみていない。だからジンの凄さもわからなかったはず。おそらくゴンはカイトの口調から彼の抱くジンへの憧憬を感じとり、それに共感したんだと思う。
ゴンの動機は「恩人が憧れる凄い親戚の人に認めてもらいたかったから」だと推察する。
トイアンナさんが困惑するのは当然だ。これは、確かに分かりにくい動機だ。ありがちな、自分のルーツへの好奇心ではないし、家族の温もりを求めていたわけでもない。言うなれば「力への意志」みたいな感じか。
「父親に会いたい」が動機不明と言っていて、え?ってなったわ。 生き別れの肉親を捜す物語って昔からいっぱいない?
マルコが母親に会いたいと言ってアルゼンチンに行くけど、まだ10歳の子供がそうする動機が不明だし、道中で路銀のために何人殺してるかわかんないよな