餃子を包むのが面倒だ。
50個くらいあっという間に食べ終わってしまう。
その前に50個なんて一度には焼けないから、焼いてフライパンを洗ってまた焼いてフライパンを洗ってもう一回焼かないといけない。
更にその前にキャベツやニラや生姜をみじん切りして挽肉と捏ねて皮に包むわけだが、一個20秒で包むとして17分弱、一個30秒なら25分かかる。
ので、包まない餃子。
フライパンに肉ダネを敷き詰め、その上に餃子の皮を隙間なく並べる。その上にまた肉ダネを押し広げ、皮を。そうやって皮は3層に、肉ダネは4層にして一番上が肉になるようにする。
フライパンを火にかけ、蓋をしてまず強火、1分半ほどしたら50CCの水を入れて、弱〜中火にして10分焼く。
皮を一番上に並べると、焼き上がりに巨大餃子感が出て良いのだが、水を入れるために皮がふやけてしまい食感がフニャフニャしてよろしくない。かといって水を入れないと、水分が足りずに皮がカピカピして粉っぽく、やはりよろしくない。ちょうどいい水の量を試行錯誤するよりは皮を埋めてしまった方が解決が簡単なので、肉ダネを一番上にしている。なおこの場合も水は入れないと、皮が今ひとつモチモチしないので水50CCは入れた方がよい。
焼き上がる頃には挽肉から出た脂で割とギトギトになっている。フライパンの底に肉ダネが焦げついているが、しばらく放置すれば比較的焦げごと剥がれやすくなる。あくまでも比較的であって、スルリとキレイに剥がれるわけではない。テフロン加工のフライパンならスルリと剥がれるかもしれないが、うちのフライパンはテフロン加工ではないのでわからない。
フライパンの大きさにもよるが一人あたり1/8ほどをヘラで切りながら皿に載せる。ピザのような細い扇型のままでは食べにくいので、4、5切れに切る。気にしなければ切らなくてもいい。
酢と醤油とごま油とラー油を適当に混ぜたタレをかけて、いただきます。
一回で材料全部焼けるのでらくちんらくちん。