自分は今40代半ばだけど、小学生の頃は周りに戦争経験者はたくさんいたはず。
でも戦争体験を聞いたことがない、いや正確には子供が聞いてはならない事と感じていた。
うちのおじいさんも戦争に行ってた、でも詳しく聞いたことはない。
聞いてみたいという思いはあった、でも聞けなかった。
でも何で聞いてはならないと感じていたのだろう?という疑問に、
一つの答えを出したのが確か朝日新聞。当時問題になった記事があり、
その取材を受けた人は数百人に上り、記事になったのはその中の数十人、
要は敵兵をどう殺したのか、という事も含めた記事。
みな、どこにでもいる様なおじいさんの姿がある。
もちろんみな、悪意や個人的な恨み、勝手な自己都合ではない、国の為であり、
でも、人を殺したことがある人が、当時日本にはそこら中に居た、
その新聞記事も問題になった理由は「ほじくり返すな!」だった記憶がある。
うちのおじいさんが人殺し、家庭内でもそんな風にとらえてしまう人が意外と多かったのかもしれない。
うちもそうだったのかもしれない。
うちも戦争参加者のじいさんにほぼ聞けなかった。そもそも寡黙で話しかけづらい人だったのもあるが 通信兵だったと言ってたけど、孫に聞かせやすい綺麗なところだけ話したのかもし...