という言説を見たけど、ものすごく癖の強い歌い方ってだけで下手だと思った事はなかった。
私は多分世代では無いけど親がCDを持っていたし、小さい頃は輪舞曲やまちぶせが好きでカラオケでいっぱい歌ったし、魔女の宅急便の歌も学校で歌わされた卒業写真も繰り返したくさん聞いた。
正直「ひっでえ歌声だな。誰だよ歌ってるの」っていう第一印象。
私だってそんな耳の良い方でも歌の上手い方でもないけど。それがユーミンだったのが本当にただただ悲しくなってしまった。
彼女だったと知ってから曲を聞き返したら確かに歌い方に面影を感じたのが余計に辛かった。
ファンでは無かったからもうずうっと彼女の新しい歌を聞いていなかったけど、この感じはいつからなんだろう。
あの外国の楽器ような柔らかくて凛とした可愛らしい歌声はなくなってしまっていた。
声帯は筋肉だから、人生を重ねていけばいつかは衰えてしまうのは仕方ない。
仕方はないけれど悲しいものは悲しい。