海外旅行に行く「自分」がかっこいいと思っている部分は心の中に少しはある。
それは否定しないが、「煎じ詰めればその自意識だろ」みたいに話を単純化したくなくって、それ以外の部分もちゃんと言い当てたくって、じゃあっていうと、海外は知的好奇心や冒険心が心を動かして、わざわざ準備していきたいと思う。
でも国内旅行ではその「あの地方ってリアルがさっぱりわからない」「ちょっとハラハラするかも」みたいのがなくて、ただ「めんどくさい」になってしまう。
多分、自分が一人の旅に求めるものが「心の底からリラックスする」とか「楽しませてもらう」じゃなくって、「自分の中の謎に挑む」「ちょっと油断したら迷って放り出されてしまう孤独と隣り合わせの自由」「一瞬だけ誰も俺を知らない世界」「そんな地獄か天国かわからないところからの日常への帰還」みたいなものだからじゃないかなって思う。
国内旅行や国内旅行勢を批判する気はないけど、旅行趣味でも話し合わないことあるよなーって、そういう人もいるかなって思って。
つっても今どき飛行機で簡単にいける下手な海外旅行より国内の僻地のほうが孤独と隣り合わせの自由には近いし そういう区分けをする意味がよくわからんな
付け足すと、国内旅行と違うのが「気まぐれで帰還のタイミングをコントロールできない」ってところもあるかな。 実際は海外でもできるし、国内でも飛行機の時間とか変えちゃうの手...