2020-05-11

昔を思い出すだけの毎日

かにつけ、昔のことばかり思い出してしまう。

公園で遊ぶ子どもを見れば仲の良かった小中学校友達のこと、制服カップルを見れば充実していた高校時代のこと、布団に入って目を瞑れば、優しかった祖父母笑顔。もう失ってしまったものばかり思い出す。そして、そのあとはいつも決まって憂鬱になる。もう失ってしまったものはどれも眩しいほど輝いていて、いま手の届くものはどれもくすんで見える。自分家族も持ち、何不自由なく生活しているけど、自粛毎日に変化は無く、仕事は相変わらず憂鬱だし、好きだったゲームも虚しくなってすぐやめてしまう。「あの頃に戻りたい」って1日に10回くらい思う。

他の皆もこんな思いを抱えながら生きているんだろうか。だけど、TwitterでもFacebookでもInstagramでも、知り合いはこんな状況でも皆楽しそうな毎日を送っている。コロナがあろうとなかろうと地味な生活を送る私は「羨ましい」という感想しか出てこないので、見るのが憂鬱だ。皆、私が手の届かないものを持っている。

これから人生、ずっとこんな感じで続いていくんだろうか。これからもずっとずっと死ぬまでずっと、「昔は楽しかったなぁ」って思い出し続けるだけの人生なんだろうか。もしそうだとしたら、あまりにも辛すぎる。

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