2020-04-04

人間関係リセット」という、異世界転生

異世界転生って、わりかし現実に起こっている。

いや、もちろんあくまでも比喩の話なんだけど。

高校から大学へ行く。

大学から社会人へ。

職場が別の場所へ。

友人が変わる。

彼女が変わる。

ご近所さんが変わる。

すべて、人との関係が一から始まる。

ゼロから始まる。

ちょっと悪い言い方をすると、「無能な昔の自分を知られない関係が始まる」ということでもある。

僕が人間関係リセットぐせがあるのだけど、それ、なんでじゃろ、と思うと、無能自分を知られていないので、言わば「有能な自分」を一から映し出すチャンスなのだ

けどまあ、だいたい無能のまんまである

なんでかというと、一度無能とバレると、「無能自分キャラで行くから

完璧な有能人間でないとばれたら、もうあとはどうでもよくなる。

無能自分が有能な自分になる過程で現れる、「ちょっと無能自分」がバレることすら、イヤなのだ

無能自分を変えようとすると、どうしたってどっかで「無能自分」の一面を見せなければ行けない。ごまかしつづけるのは無理だ。

から、「全く新しい異世界が始まる」か、「突如異世界転生したことにより、一切の努力過程なく現実世界も充実する」というのが、あー、僕の理想じゃん、とふと思ったりする。

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