友人が変わる。
彼女が変わる。
ご近所さんが変わる。
ちょっと悪い言い方をすると、「無能な昔の自分を知られない関係が始まる」ということでもある。
僕が人間関係リセットぐせがあるのだけど、それ、なんでじゃろ、と思うと、無能な自分を知られていないので、言わば「有能な自分」を一から映し出すチャンスなのだ。
なんでかというと、一度無能とバレると、「無能な自分」キャラで行くから。
完璧な有能人間でないとばれたら、もうあとはどうでもよくなる。
無能な自分が有能な自分になる過程で現れる、「ちょっと無能な自分」がバレることすら、イヤなのだ。
無能な自分を変えようとすると、どうしたってどっかで「無能な自分」の一面を見せなければ行けない。ごまかしつづけるのは無理だ。
だから、「全く新しい異世界が始まる」か、「突如異世界転生したことにより、一切の努力の過程なく現実世界も充実する」というのが、あー、僕の理想じゃん、とふと思ったりする。
つまらん