2020-02-26

みんな添え物

何かの流行に乗っかって話すことは格好悪いと思っていた。

厳密に言えば今も推奨はしてない。

かつて絵画では聖杯やら聖骸布イメージさせるものを描いていれば、

後は自由表現していい、という暗黙のルールがあった(日本画家山口晃の言)。

これは別段教会がそうしろといったわけではない。単純にクライアント需要問題からだ。

同じ様に現代二次創作者もなにかの元ネタから自分画力を添えて表現する。

キャラ愛という言葉で修飾されているものの、おそらく6割以上の人間二次キャラを閲覧数のために使っている。

増田ダベリTwitterやTogettarから流れてきたおこぼれを消化する形で伸びる。

自分という主体性を隠しながらメインの防弾チョッキを着て戦場を走り抜けてゆく。

死体には目もくれない。

別に死体を見ろと言いたいわけじゃない。

ただ、添え物ってのは単なる方法論だから許容するしかないんだろうと。

そうまでして二次的な主役になりたいのだ、みんな。

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