2019-08-18

ライムスター宇多丸の天気の子評を聴いて書く


音声および書き起こしは、以下URLで公開されてます

https://www.tbsradio.jp/394270


聴いてて引っ掛かりがあったのが2点。「拳銃」と「帆高自身は何も犠牲にしていない」という指摘だ。


拳銃

 評の中では拳銃によってピントがずれてしまったと語られている。

 ここに関しては異論はない。

 ただ、拳銃リビドー象徴という解釈に対しては、別の解釈をしてみたい。

 

 拳銃武力革命象徴という解釈だ。

 共産党本部のある代々木で、拳銃を2度捨てているということに意味が込められていたのではないか

 

 そして、武力革命代替としてストライキを提起しているのではないか

 終盤ヒロインは、使命を放棄して生き残ることを選択しているわけだ。


帆高自身は何も犠牲にしていない:

 いろんな業をヒロインけが負わされて、帆高は何も犠牲にしていないという指摘だ。

 論旨には確かにそうだと同意する。

 

 のだが、ふと思ったのが「何かを犠牲にしないと何かを手に入れてはいけないんだっけ」ということだ。

 いわゆる「欲しがりません勝つまでは」的な精神性が日本を停滞させている面があるのではないか

 今欲しいものを今欲しいと、もっと主張していってもよいのではないか

 そういったメッセージが込められていたのではないだろうか。

 

  • 宇多丸、いまどき「男根のメタファー」かよwって喜び勇んで読みにいったらそんなこと言ってなかった。がっかり。

  • 点が三つ有ると人の顔が見えるって言うしね

  • まだ「東京物語」との共通点でも語ったほうがいいんじゃないかな

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