去年の夏、親の紹介でお見合い的なことをした。
お見合いと言っても普通に紹介されてちょっとドライブしながら話したくらいだけど。
なかなか会える距離ではないのでそれからはしばらくLINEで彼女とやり取りした。
会うことが出来たのは年末の規制のときとGWで実質顔合わせを入れても3回だけだ。
正直付き合っていたのかどうかもわからないレベルだけど双方の親も含めて全員が結婚前提で話を進めていたし、
何よりふたりともそこそこいい年ということもあり真剣に考えていたつもりだった。
真剣に考えた上でなんとなくこの人と結婚するんだろうなとも思っていた。
でも振られた。
この夏休みどうしようか?って話をしたら振られた。
彼女いわく「あなたの事は嫌いじゃないんだけど、東京で暮らす自信がない」そうだ。
とは言え東京で暮らすのがダメなことが全てでは無いだろうなとも思ってる。
「自信がないなら支えるし、気持ちが固まってないのなら待つよ」って言った後、彼女の声がみるみる冷たくなっていったからだ。
あんなに優しくて温かい声だったのに、ATMの自動音声のように一切の熱を失ってしまった。
それで俺はすべてを察して諦めることにした。せざるを得なかった。
なーんでこういうアホって自分に酔うんだろうね。 前向きになれない割に、慰めてほしくて仕方ない、という。