2019-06-26

ビットコイン通貨か?

ビットコインがこの10日ほどで30%以上値上がりして、いまこの瞬間、135万円前後取引されている。

ビットコインという名前には「コイン」という文字が含まれているので、名前からすると通貨みたいに思うだろう。

実際には、ビットコイン日常の買い物にはほとんど使われていないだろう。

価格の変動も激しいし、買い物にも不便なビットコインが、投機しか使われずけしからん

これが世間常套句だ。

正直私はこのセリフうんざりしている。

ビットコインを実際に買ってみて思うことは、これは通貨というよりゴールドのような価値保存の媒体によほど近いということだ。

大昔はゴールドが直接通貨として使われていたが、重くて持ち運びに不便なので、紙幣にその地位を譲った。

ビットコインも同じで、通貨としてモノの売買に使えなくはないが、その目的には多くの場合法定通貨の方が便利だ。

から無理に使わなくても良いと思う。

ただブロックチェーンには永遠に記録が残るし摩耗することもないので、ビットコイン価値の保存にはとても向いている。

摩耗しない分、ゴールドより優れていると言える。これからデジタルゴールドとして使われていくだろう。

(ただ、ビットコインに対する請求権をやりとりする、いわゆるセカンドレイヤーの「ライトニングネットワーク」が実用化されれば、

少額決済も便利になるかもしれない。これはちょうど、ゴールド紙幣関係によく似ている)

ビットコインは発行枚数に上限があるので、希少性が高い。使われれば使われるほど、長期的には価格が上がっていくと思われる。

もちろん、価格変動は極めて激しいので、取引の仕方によっては、損失を被る可能性も十分あるわけだが。

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