ジュゴンが死んだ。
辺野古埋め立てとは関係性が立証されていないが、事実として、絶滅の危機にある。
ジュゴンは沖縄県民のダイナマイト漁によって個体を減らしたと言われている。その事実を元に、「県民の自業自得であり、もうすでに個体数が減っているのだから保護は無意味だ」のような論理も見られる。
確かに、ジュゴンのダイナマイト漁をしていたから、乱獲で減ったと言う言説は正しい。沖縄県の資料にもある。ただし、それは戦後の食糧難の時代であり、元はと言えば、戦争を始め、結果として沖縄を失うことになった国のせいである。
戦後食糧難は酷い有様で、ハワイから豚が送られてきたほどである。(出店:「海から豚がやってきた」記念碑で検索)そう言うことも知らずに、「県民がジュゴンを乱獲した」と攻撃するのは近視眼的で悪趣味であろう。
なぜジュゴンを乱獲したのか、と言うバックグラウンドやコンテキストに目を向けず、攻撃しやすい事実をいいことに論理を述べるのは賢くないと思う。言説は事実であるが故に、力を持つ。だからこそ、リツイートやコピペで拡散する前に、落ち着いて事実の背景を咀嚼し自分なりの考えを持つべきではないのか?
そもそも反基地の時だけジュゴン持ち出す時点でお察し
私は泡瀬干潟埋め立てにも反対している。
私は泡瀬干潟埋め立てにも反対している。