旧態憮然とした枠組みで、でも枠組みにさえ沿ってしまえば、それを通す。
かつ、問題を指摘されることに慣れていないから、指摘すると傷ついて反発し、「恨みを晴らそうとする」。つまり、指摘してきた人に対する個人攻撃をし始める。
深く物事を指摘しないから、裏でグルになって、ごまかしをする余地がある。
そして、確固たる上下社会。投資家が上、起業家が下。起業家が実情を見て、こちらのほうが良いと言っても上下社会故に投資家の振り回しに付き合わないとならない。
起業家、投資家が必要なことを指摘して、事実に即して適切なものを受け入れるという合意形成ができない。日本社会自体に議論しての合意形成なるものが成り立っていない。
それは日本に根深い察し文化によるもの。だけど、察し文化は一度うまくいかないと裏でゴソゴソと変なことをやりだすという詐欺にも等しい行為につながっていく。