ニュースによる差異こそあれ、また東北大の学生が一名亡くなったらしい。
細かな事情は入ってこないものの、今の時期だから卒論なり修論なりが上手くいかなかったのだろう。
かくいう私も大学院生であり、本提出した修論を今必死に直している。正直提出前の二週間は研究室にほぼ泊まり込みで5回くらいは自殺しようかと思ったほどだ。
多分こうなる前に何段階か逃げ道はあったはずだ。それこそ休学、中退、通院など。恋人や友人なんかもいたのかもしれない。
視野狭窄となった当人の前には、茫洋たる死のみが広がっていたのだろう。
今回ことが起こったのはせいぜい6階程度の高さである。
近くには仙台城址なり八木山橋なりがあり、それを抜きにしても他の研究棟の方が立ちが高い。
その上で何故、しかも早朝を選んだのか。
当てつけか、自身の末路の見せしめか。それすら考えることが出来ないほどに思考が鈍化していたのか。
今となっては分からないが、明日は我が身という言葉が耳元からこべりついて離れない心境である。
場所については説明出来る。「自分を死に追い込んだ社会・人が悪い」と考える自殺者は、なるたけ原因が分かるよう、確実に見つけてもらえるように死ぬ。
GYAHOO!!!