もののけ姫の批評に映画版ナウシカと比較されたものはよく見るが、漫画版と比較したものはあまり見ない。
映画と比べるなら映画、漫画と比べようにももののけ姫は漫画で出ていないから、ということだろうか。
実際、もののけ姫とナウシカはキャラの立ち位置みたいな構図がよく似ている。
故郷を出る主人公、男勝りな女当主、そいつと対立する勢力の子息、巨大神、などなど。
ナウシカは漫画の1,2巻が翻案されて映画化された。映画の後にも物語はまだまだ続く。
もののけ姫も、漫画があったら1,2巻までの内容で、全体から見ればまだまだ序盤しか描かれていないといったところだろう。
3巻以降は、ジコ坊らに指示した朝廷勢力なんかも詳しく描かれ、キャラの濃い皇子もわんさか出てきて、武士同士の戦も泥臭く描かれるんだろう。
最終巻ではアシタカが天朝様とともにサンの案内で再びシシ神様と相まみえて壮大なスケールの問いが突きつけられて、アシタカとサンが選択を決めたところで終わるのだろう。
ああ読みたい。
もののけ姫ってなんかへんな神さまぶっ殺したら暴れ出した話だっけ。