実験結果や観察などによるエビデンスがないのに
あたかも科学的な根拠があるように喧伝する様を「エセ科学」と呼ぶなら、
統計やフィールドワークに基づく論理的な言説でなく
雰囲気と主観で決めつけを行うような言説は「エセ社会学」と呼ばれるべきだと思う。
例えばエセ科学として代表的なものに「血液型診断」があるが、
対して「江戸しぐさ」なんかは「エセ社会学」あるいは「エセ歴史学」とでも言うべきものだろう。
そして「エセ社会学」は「エセ科学」同様に、あるいはそれ以上にポピュリズムに阿ったものであるから、
教養のある人間でも信じ込んでしまったり、コンテンツとして人気を博してしまったりする。
「県民性」だとか「冠婚葬祭のマナー」だとか「男女の違い」だとか
あるいは「最近のラノベは~」みたいなものもエセ社会学と呼べるだろう。
Permalink | 記事への反応(2) | 15:13
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ラノベなんか卒業しなよ
日本に本物の社会学はない、でいいのでは?