うちの同僚の親戚は霊感が強いらしく、沢山の人が非業の死を遂げたところに行くといろいろ見てしまうそうだ。新婚旅行で沖縄に行ったらゲートルを巻いた兵隊さんたちなどを見てしまい、あまり楽しめなかったという。
私は霊感がないので、沖縄だろうが広島の原爆ドームだろうが行っても何も感じないし、何も見えないけど、だからと言って霊感のある人の言うことを簡単に否定するのはどうかと思う。
同僚いわく、川中島はかなり有名なスポットで、ちょっと掘れば人骨が出てくるし、見える人にはいろいろ見えてしまうそうだ。川中島の合戦ってどんだけ昔の話だよとは思うけど、相当強い思いを残して死んだのであれば、一部の人にしか見えないとしても存在に気づいてくれた方が嬉しいのではないかと思う。個人的には彼らが生きていた頃を知っている人がいなくなったあたりで成仏した方が良いんじゃないかという気もするけど。
以前、新聞で東日本大震災の被災地ではかなり幽霊の目撃談があると書いてあった。自分が死んだ自覚がなく、タクシーに乗って目的地に着いたら消えていたり、家族や知人・友人のところに現れたりするという。真偽のほどはともかく、ある日突然自分のそばから去ってしまった人たちが縁のある人たちのところに姿を見せてくれたら嬉しいのではないかと思う。
科学的な根拠を問われると困るけど、私は幽霊が存在すると思いたい。見えてしまう人には迷惑なのかも知れないけど、戦争とか災害によって突然この世を去ってしまった人たちが、現世にちょっとでも帰ってくることができるなら、彼らに会いたい人々にとっては良いことではないのかな。
前情報なしで幽霊が視えるっていうのなら本物か、本物のキチガイだろうけど、 有名なスポットとか、大震災があったとかで幽霊が視えるって脳が作り出してる幻想だろとしか思わない...
それが冷静かつ科学的な態度かも知れないけど、その幻想で「死ぬ前にあの人に会っておきたかった」みたいな心残りが消えるなら良いのではないかと思う。 特に被災地のタクシー運転...
「死ぬ前にあの人に会っておきたかった」みたいな心残りが消えるなら良いのではないかと思う。 私もそう思います。