2018-10-10

anond:20181010003107

今回の件ってのは査読システムの件かな?

査読がないと質の悪い仮説が溢れ、それに基づいた研究が行われたり反論に手間取ったりして科学の歩みが遅れるから良くないよ。

あと質の悪い仮説が権威づけされて様々に応用されることにより世間様に迷惑をかける可能性も上がるよ。

けどまあ査読されてないなら仮説やそれを提唱する科学個人の質が保証されないじゃないか!ってのは確かなんだけど、それが特定の分野や社会科学全体への疑問につながるかって言うとそれは違うと思うよ。

共同体内で知識研鑽していくっていう過程査読あんまり関係ないし、科学が一番成果を上げた初期の時代には査読システムは貧弱だったからね。

自然科学は質の悪いもの客観的にわかやすいし、質の悪いものが世に出たときの悪影響が大きいか査読が重視されるってのがあるんだろうね。

記事への反応 -
  • あー、なるほど それは確かに納得感があります しかし、厳密な話をすると、その説が切り替わるタイミングはどのようにして決まるのかについて疑問が残ります。

    • 実際その疑問があるのでパラダイム論を言い出した科学哲学界隈では 「まあ科学史を見渡せばそういう解釈ができる現象もあるけど科学の営みのメインでは無いよね」 ぐらいの扱いにな...

      • 科学哲学界隈においては、どのような考え方が主流なのですか?

        • 大学を中心に科学者共同体みたいなものがあって、その人たちがジャーナルに仮説を投稿して共同体内で共有すれば、長い目で見れば間違いも正されるし知識が集積されて人類社会のた...

          • なるほど、正しそうなものを追い求めていったら、正しいものにちょっとずつ近づいていくだろう、みたいな感じですかね 今回の件では多分、その共同体自体がちょっとおかしいんじゃ...

            • 今回の件ってのは査読システムの件かな? 査読がないと質の悪い仮説が溢れ、それに基づいた研究が行われたり反論に手間取ったりして科学の歩みが遅れるから良くないよ。 あと質の悪...

    • 「切り替わるタイミング」は決まっているものではなく、社会情勢や社会通念の変化に依る、以上のことは多分言えないです。曖昧な言い方で申し訳ないが。 安全保障論(と言われても...

      • なるほど、正しいものに近づこうとする努力そのものに価値があると。確かにこれまで人類はそうやって、火を使い、道具を作り、農耕をし、……と進歩してきたんですもんね。 あと付...

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