転職しようと考えていて、同棲している家に帰るときに使う電車を
いつもと違う路線に変えた。何に変更したのかはさっぱり覚えていない。
乗り換えようと駅から出て、次の駅まで歩く。
駅を出ると、夕方4時くらいなのに、8時並に真っ暗だった。
星が出ているし、まっすぐ一本道がある先には、廃墟と近未来のビルみたいなのが立ち並んでいた。
遠くには豪邸があり、「こっちへおいで」と誘うような花火がバンバン鳴っていた。
思わずそちらへ向かおうとすると、瞬間移動して
その豪邸前の駐車場みたいなところに居た。
車の陰に隠れて近くに居た男性が「お前もこっちに巻き込まれたか」と言って何のことか分からずに居ると
「あれだれ?」と男性を振り返るとビックリした顔をして固まっていた。
再度黒スーツのほうを向くと、黒リーマンはズバッと一瞬で目の前に現れた。
そういうと、悲しそうにため息をついた。
黒スーツは「ここにきてはダメなんですよ。輪廻転生の輪に帰ってもらわないと……そのためにタヒんでください」
って言われて追いかけっこが始まった。
リアルの世界では50m13秒という超鈍足なのだけれど、それ以上に鈍足だった。
呆気なく捕まる私。捕まる私の近くを泳ぐマンボウ。
そして目が覚めた。
意味不明だ。