今、私は30代だが、大学を卒業してから今までに5回転職した。
一番長くいた会社には、4年間在籍したが、一番短い会社は1年ちょっとで転職してしまった。
最初の会社は、業界でも売上が高いほうで、安定した優良企業だったので、長く勤めていれば、今よりも給料が多かっただろうと思うこともある。
今振り返って思うことは、転職活動をするにあたっては、自分の得意分野を増やせないような転職をしてはいけないということだ。
長い人生で、歳を取っても企業に必要とされるためには、このことについては得意である、と自信を持って言えるスキルや知識を持つ必要がある。
転職して色んなことを経験をしても、その結果、自分の中に得意なスキルが増えていなければ、自分の市場価値を向上させるという意味では無駄ではないだろうか。
私がこれまでの経験で(今さらながらに)思うことは、何かを学ぶということは、単に経験するということではなく、得意になる、ということである。
何かを学ぶにあたっては、そのことについて得意になるということであり、その得意なスキルを活かせるようにる、ということを念頭において学んでいかなければならないと思う。
転職する人が重視することは、人それぞれ異なるだろう。新しいことをしたいとか、色んな経験が出来そうだとか、面白そうだとか、社会に貢献できそうだとか、色々な考え方や目的があると思う。
ただ、将来に渡って人に必要とされ続けることを考える場合においては、転職することによって、自分の得意分野を今より増やせるかどうか、より専門性を高めることができるか、そういう視点を持つことが必要ではないだろうか。