ないのだ。
気付いてしまった。
今回、とてつもない時間をかけて、それこそ寝るのも惜しんで漫画を描いた。
膨大な時間をかけたはずだ。新しい事にも挑戦した。納得のいく出来だったはずだ。
実際、読んでもらって好評だったし、たくさんの方に褒めて貰えた。
しかしだ。全く。嬉しくない。
全く嬉しくない。
嬉しいと感じず、むしろ次回に期待される恐怖、ここから嫌われるのではないかという猜疑心。そればかりが膨らんでいく。
褒められて嬉しい!と口では言うけれど、本当はちっとも嬉しくない。嘘をついている自己嫌悪もそこで発生する。
褒められたことは嬉しくもないし瞬時に忘れる。逆に、悪く言われると一生覚えている。
頭では分かっている。褒められたら素直に喜んでもいいと。悪口に耳を傾ける必要はないと。
何をやっても同じだと思う。こういう風になってしまったからもう治らない。
事実、漫画は売れた。たくさんの方が漫画を買ってくれた。お金を出してだ。
紛れもない事実だ。僕の本を読みたくて買ってくれたんだ。それは絶対に本当のことなのに。
いまこうして文章として自分の脳に分からせようとしている。しかしダメだ。
「そんなの嘘だ」と脳は納得しない。転売目当てで買った者もいるだろう・・・とかネガティブな考えを最優先で導き出そうとしている。
人間としてこんなものはおかしいのに。より良さを求めて、人間は生きてきたはずだ。DNAの反逆だ。
こんなもの死ぬしか方法はないじゃないか。俺の身体はどうしてしまったのだろう。
こんな、人間として最大に喜べる・・・努力が報われても、嬉しさを感じないのだったら・・・
これ以上書きたくない。もうやめておこう。本当に
別に死ななくても、他人の評価あんまり関係ない仕事なり趣味なりすればいいじゃん たとえば花を育てて、綺麗に咲いたのを見て満足するとかさ 褒められも貶されもしないよ