もともと、職場が郊外の、マイカー通勤前提のような場所だったので、車ありきの生活を何年も送っていた。
その後、職場が都市部に変わり、引っ越して電車通勤をすることになったのだが、職場から近い割には郊外型の店の多い、車があったほうが便利な場所を選んだ。
個人的には、そのほうがしっくりくる。買い物を休日にまとめてできるし、ちょっと大きなものを買っても運ぶのに心配がない。公共交通機関のないような山の中の観光地とかも、思いつきで出かけることができる。ただ、逆に街中には、必然性がなければ出かけない。幹線道路沿いにそれなりに店はあるし。
おそらく金銭面でいえば、街中に住んで車を持たない生活のほうが、多少家賃が高くてもトータルで見れば安くなるだろう。若者の車離れなんてのもよく話題に上がるが、単に都市部で生活する割合が増えているという事情もあるだろうと想像はつく。
けど私は、都市部だけで生活することに耐えられないのだろう。ちょっと郊外に出て、余裕のある景色の中にいるほうが居心地がいい。
丁度よく、街中に住むのと通勤時間が大差ない場所が存在したとはいえ、単身なのに郊外に住んで車を持つって、端から見れば一種の「道楽」なんだろうな。仮に職場が東京や大阪のガチ都心だったら、まず成立できない話だし。