2018-04-29

生き辛いことに理由がない

子供の頃からずっと生き辛かった

発達障害ってものを知って、「俺もこれなんじゃないか」って思って診察を受けた

薬が処方されたり、カウンセリングを受けることが出来るって聞いて期待してた

どうしてもやらなきゃいけないことが上手く出来ないとか、普通なら出来るはずの事が全然出来ないとか、そういうことが解決するんじゃないかって思ってた

それに、そうやって「障害から」って免罪符を貰えば、今までの事も帳消しになるような気がしてた


結果、俺は発達障害じゃなかった

普通の、正常で、ちゃんとした脳と体の、異常のない人間だということがわかった

心配しなくても大丈夫ですよと医者は笑ってくれた

まり つまり

しなきゃいけない仕事をどうしても先延ばしにしてしまうのは、ただ俺が面倒くさがりで怠け者なだけで

黙って怒られていればいいのに余計なことをつい言ってしまうのは、ただ俺が空気読めなくて事の重要性が分かっていない馬鹿ってだけで

切羽詰まってるのに細かいところに気を取られすぎて仕事が遅れるのは、ただ俺が神経質な癖に作業が遅いってだけで

俺はアスペルガー症候群でもなければ自閉症スペクトラムでもないし、学習障害じゃないしADHDでもないから、つまりこの生きづらさは全部ただ単に俺が普通クズでドジでバカということになるわけだ


笑うしかない

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