しかし自由競争だから生まれてしまう不合理がある。ということにある有料サービスを退会するときに気づいた。
有料サービスの退会はとにかくめんどくさいのだ。この背景には
1.有料サービスの退会は、できるだけわかりづらく、複雑な手続きをとったほうが退会率が下がる。
2.いずれかの会社がそのような手法を使っていると、使っていない会社は損する。
という自由競争の原理がある。1をやらないと損するが、1のやりかた自体になにか新しい価値を生み出す力はない。
1にあたるようなものはいくらでもある。強引なセールスだとか、最近話題になったものだと、女性記者で色仕掛けして情報を引き出すとか。
このような個別では合理的だが全体では非合理的なやり方を「割に合わない」レベルまで持っていくのが政治の最低限の仕事ではないか。