今、会社でがむしゃらにやってるうちに、人の上に立つ立場になった。人の評価や、将来を考えるとき、いつも小学一年生のときのことがフラッシュバックする。
理由はよく覚えていないが、多分、何かの与えられた役割を果たせなかったんだろう。クラスで班を作って、その1つのリーダーだった自分は、班のメンバー全員から「リーダー失格!」と大合唱されていた。
20年以上昔の、他人からすればささやかな原体験だけど、これが今でも自分を強く苦しめていると感じている。己は人の上に立つべき人間ではない、失格と言われ器ではないと、20年前の学友に今も責め立てられ続けている。
自分にはかつての自分と同じくらいの子供がいる。手がかからない子といえば嘘になる。過去の自分を子供の中にいつも感じている。そんな彼が、自分と同じく、何十年と続く束縛や呪いを、自分の言動から受けていないのかと日々考えてしまう。
三つ子の魂百までと言うが、あれは本当にそうだと思う。解放されたいと願っても、あの日の大合唱は今も鮮明に思い出してしまう。
はいはい世紀末リーダー伝のボンチューさんね
同じぐらいにプライドの土台になるナイスな想い出を残せれば、それが何よりな気がします。