2018-02-01

年金制度の不合理性と「長寿病」

年金は不公平な制度だと思うを読んでの感想

年金制度が生まれた当時は逆だったか問題なかった。

早死が普通世界において長生きは病気一種

「運悪く」長生きしてしまった人に対して現金給付を行おうとするのが年金だった。

換言すると、年金とは長寿病に対する医療保障である

そう考えれば,長寿病が起きなかったことによる早死による掛け捨ては健康保険場合と同様に問題ではなくなる。

長寿普通になった現在では、年金受給長生リスクに対する保障ではなく、将来への貯金と同様に考えられている。

従って長生きしないと掛け損と思ってしまう。

そして明日のことも分からず,長生きできないかもしれないのに年金保険料を支払うことは全く不合理に感じられる。

整理すれば、長生き「してしまう」ことと長生き「できない」ことによる掛け損の発生のどちらをリスクとして捉えるかが昔と今の違い。

それを踏まえた上で、平均寿命を超えて生きることを人生におけるリスクとして年金受給開始年齢を大幅に引き上げることが合理的年金制度のあり方の一つかなと思う。

記事への反応 -
  • 同じ額を掛けたとしても、運良く長生きした人間がたくさん貰えて、運悪く早死にした人間は掛けた額すら戻ってこない 似たような公的制度に国民健康保険があるけど、あれは運悪く病...

    • 年金は不公平な制度だと思うを読んでの感想。 年金制度が生まれた当時は逆だったから問題なかった。 早死が普通の世界において長生きは病気の一種。 「運悪く」長生きしてしまった...

    • 自分の認識では、本人の公平性に重点が置かれた制度というより、「親と子供の家系を切り離して、働けなくなった親の世話を子供に全依存させない為の制度」という認識。 「年金なん...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん