個人がエンパワーされ、なにもかも一人で出来るようになるということは、他者がいらなくなるということだ。
人類は、種を存続させるために、社会を作り世代を重ねるという戦略を実行してきた。しかし、テクノロジーの進化、文化的な進化などによって、他者(社会)を必要とせずに、その目的を達成するための方法を発明すれば、社会は消えてしまうだろう。
人類は、これまでも種の進化ではなく、テクノロジーや文化の進歩によって可能性を拡げ、結果、種としての繁栄を手に入れてきた。
狩猟採集生活のようなその日暮らしから、農耕による富の生産と蓄積を行い、テクノロジーによってその富の生産量を爆発的に増やし、幾多の戦争を経て富の分配方法を発明してきた。
いま人類は、進歩によって個人にエンパワーする方向に進んでいる。
その先には、個人が他者を必要とせずに何もかもが出来るような未来があり、社会の形は大きく変わるだろう。
もちろんこれは、a future であり the future ではない。