物事を始めるまでの行動力はあったのだが、継続力は皆無。すぐに辞めてしまう。
始めるために結構高い買い物をしたこともあるが、結果は同じだった。
そんな人生をずっと続け社会に出てからも周囲の「まだ若いからゆっくりやりなよ」という言葉に甘えなあなあにやってきた。
なあなあにやって何とかなる時期が終わり、自身が何者でもないと自覚したときの後悔は数多くの人たちが経験したのではないだろうか。
1X年遅れの自意識にズタズタにされ悩みに悩んだ挙句、精神科のお世話になった時期もある。
職や金、友人も失った。
色々失って吹っ切れたのか、「状況を受け入れて、前を向いてみよう」と思うようになった。
今からでもでかい花火は打ち上げられる。でかくなくても自分が綺麗と思える花火くらいは打ち上げられるはずだ、と。
そのためにはどうすればよいか考えた。
その時、精神科のお世話になった時期に薬の威力の高さを思い出した。マイスリーはほんとに眠れるし、デパスはなんか落ち着く。
「やる気の出る薬 個人輸入」
検索結果を眺める。これにしよう。購入。届く。飲む。昔挫折した分厚い本を取り出す。やる。
やり切れた!
夏はまだ終わらない!