あるドキュメント番組を見た。大きなリアカーを引いてダンボールを回収する仕事(1キロ5円の利益)をしている老人に話しかけるスタッフ。その老人によるとバブルの頃は兜町で証券会社を経営しており先物に手を出して大借金を背負ったという。今は故郷に帰って墓参りができたらもう何もいらないそうだ。
同じくバブル崩壊で大損したものの株主優待で食いつなぎ資産を3億まで増やした人物がいる。そのキャラクターの面白さでテレビや雑誌に取り上げられ若い女性にも人気の桐谷広人さんだ。
この2人の人生を分けたものは何だろうか。リアカーを引いていた老人も証券会社を経営していたぐらいだから業界に知人もいただろう。細かい事情はわからないがその人脈を使って再起をはかることもできたのではないか。
私も自営の仕事をし綱渡りのような人生を送っている。大失敗をしてとことん追い詰められたとき、桐谷さんのように人生をやり直すことができるだろうか。明日は我が身だ。
リアカー引いてる老人のほうが不幸だと、だれが断定できる?