2017-11-06

[]タンデム(ピギーバック・ローテーション)

あるいは「タンデム(Tandem)・エース」、「タンデム・ローテーション」、「ピギーバック・スターター」、「ピギーバッキング」。スポルティーバでは「タンデンシステム」と言う名称で紹介されていたので、そっちの名称で広まるのかもしれない。

2017年ワールドシリーズを制したヒューストン・アストロズが用いた投手起用戦略2013年にやり始めたのが最初。その後断続的に試されてきた。

プロ野球において現在主流の戦略では前半から中盤にかけての長い回を担当する先発投手が投げた後、後半を1,2回ずつ担当するリリーフ投手が引き継ぐ。

しかアストロズジェフルーノウGM試合の前半と後半を2分割し、後半にも長い回を投げる先発タイプ投手を配する戦略も取り入れた。先発は5回、75球まで、2人目は4イニング、60球を目処とする。例えば8人の先発投手を中3日で回す。投手負担を軽減しつつ効率よく活用することを目的としている。ブルペン投手に余裕が無いとき効果的。

タンデムという単語は元々縦に繋いだ二頭立ての馬車を指し、現在は主に二人漕ぎの自転車を指す。日本ではバイクのニケツを指すことも多いが、英語圏ではその用例は稀。自動車や小型飛行機では前後に二席あるようなタイプタンデムシートと呼ぶ。

「へっぽこ球団と見せかけ4年で世界一に。アストロズGMが使った魔法

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/mlb/2017/11/06/100_split_gm/

「Astros to use 'piggyback' rotation at Double- and Triple-A levels」

https://www.cbssports.com/mlb/news/astros-to-use-piggyback-rotation-at-double--and-triple-a-levels/

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