夏休みの宿題でも、答えのはっきりしているドリルなんかは大した手間ではなかった。
あんなものは所詮、普段の延長線上にあるものでしかない。
何がめんどくさかったかというと、交通安全の標語とか美化絵画コンクールとかああいうのだ。
今のようにネットがある時代でもない。何をどうすれば高評価が得られるのかまるで不明だ。
どうすればいいかわからないので、適当にこなしようもない。
そうやって俺らが夏の間必死こいて作らされたブツを、大人たちが集まって、
これは銀賞にしときましょうかとか適当に決めてんだろうなと思うと、なおさらムカついた。
人生の目標なんてものは特にないが、あんな立場になってみたいという願望はあった。
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