http://anond.hatelabo.jp/20170609163945
人生で一度だけ、あれが本当の殺気を感じたんだろうな、という経験がある。
学生の頃、深夜に家に帰ろうとして、人気のない公園内で、ちょっとした坂道を歩いてた。
金縛りにあったように、顔を上げることができなくなった。
歩き続けてはいるけど。
で、「坂道の向こうから、何かが来る」ってことだけはひしひしと伝わってきた。
顔が上げられないから、見ることはできないけど。
こちらは顔を上げることができないまま、その男に近づいていく。
その男も、歩みを止めずに近づいてくる。
相変わらず、全身の鳥肌は止まらない。顔を上げることがなぜかできない。
ちなみに、当時は剣道二段、大学に入って別の格闘技を始めてた時代。
そこそこ修羅場はくぐってると思ってた。
なのに、顔を上げることすらできない。
そして、歩みを止めることもできない。
そして、その男とすれ違った。
何事もなくすれ違って、ほっとした。
が、その男はすれ違った後、3歩歩いたところで歩みを止め、
こちらを振り返った。
見ることもできなかったが、そいつがこちらを凝視していたことだけははっきりとわかった。
心底ビビって、そのまま歩き続けた。
で、5~6歩歩いたところで、
男の興味がこちらからそれたのか、そいつも歩き始め、去って行った。
その直後、金縛りが解け、顔を上げることができた。
だが、振り返ろうとはつゆほども思わなかった。
もう二十年ぐらい前の出来事だが、未だに忘れることができない。
奴が歩みを止めたとき、振り返ることができたなら、
確実に殺されていたと思う。
作中には特殊能力の説明はあっても殺気がなんなのか描かれていない。 もしかして現実世界に存在する概念なんだろうか。
http://anond.hatelabo.jp/20170609163945 人生で一度だけ、あれが本当の殺気を感じたんだろうな、という経験がある。 学生の頃、深夜に家に帰ろうとして、人気のない公園内で、ちょっとした坂...
http://anond.hatelabo.jp/20170609163945 相手を見ながら脳内で相手の顔面に膝をぶち込んでグッチャグチャのボッコボコにしてるとこを想像すると相手がビビる。これは多分殺気だと考えている。