2017-05-23

BLAME!の映画いまいちだった

BLAME!の映画を見たのだけど、どうもいまいちだなと感じた

どうしてかな、と思って原作を読み返してみたら

原作では主人公が移動し続け、そして得体の知れない生物機械が次々と登場し

少しずつ異様な世界様相が明らかになる、という展開になっていた

そこにこそ惹かれて読んでいたのだな、ということを思い出した

それに比べて映画ひとつの村を救う、という話になっていて、原作の持っていた流動性が失われていた

一箇所に留まってしまったことによって、独自世界観描写もうまくできていなかったように思える

ストーリー展開も平凡だったし、よくあるSFものひとつ、というくらいの映画しかなっていないと感じた

特に出だしがひどくて、テンポが悪いしセリフ回しもやたら説明調で不自然で、見るのをやめたくなるほどだった

主人公物語の後半のモードになっているせいで何を考えているのか全然からないし、

できの悪いターミネーターみたいな存在になっていた

その他のキャラクター描写も浅いし、何に焦点をしぼって作ろうとした映画なのかがわからなかった

駄作、というほどでもないけれど、まあ見ても見なくてもどっちでもいいのでは? と思える内容だった

BLAME!を知らない人が初めて触れるのには悪くないのかもしれないけど、原作を読んだ方が絶対面白いと思う

  • 映画って原作とか全く知らなくて、 前知識もあえて得ないで見る人が多いし 特にBLAMEは一般的なSF用語以外にも専門用語が多い作品だから 何げなく見に来た初見の人が、一回だけ観るよ...

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